スローガンの取締役を退任しました

KMFG代表の伊藤豊です。2023年2月末にスローガンの代表取締役社長を退任して、3月から5月30日の定時株主総会までの3か月間は、非常勤の取締役となっておりました。

そして、本日5月30日の定時株主総会をもちまして、取締役も退任して、スローガンから完全に離れる形となります。

自分で創業した会社であり、今後も大株主でもある中で、かつ健康上の理由でもなく、何か他にやりたいことがあるからというわけでもなく辞めるという、世間から見ると不思議な決断です。

かつ、会長になるでもなく、取締役にも残らず、顧問やアドバイザーでも何でもない。メールアドレスさえも使わなくなる(つまり、一切所属しない)形です。これもまあ珍しい形かもしれません。

なぜこんな意思決定をしたのか?で言うと、長くならないように簡単に説明すると、「人の可能性を引き出す」ためです。

まず、自分自身の可能性を引き出すためにも、長いこと同じポジションで仕事をしすぎるのは良くないのでは?と思いましたし、それは創業社長にもあてはまります。

そして、一緒に働く仲間にとっても、ずっと自分がいないとこの会社はダメだなんて創業社長が居座っていたら、会社全体で可能性が引き出されないんじゃないかとも思いました。

実際に、後任の社長は社長就任時点で36歳、上場企業の社長としては若い方だと思います。この機会で彼の可能性も大きく引き出され、彼のもとで働く社員たちにも波及して、結果として会社も伸びると思います。

というわけで、私自身は可能性を引き出す目的で社長交代したので、今後も継続成長を信じており、だから株主としても中長期でホールドする予定です。

今後は、このKMFGという会社がメインなのですか?と聞かれることもありますが、メインという感覚ではないかもしれません。

自分の中では、大きく営利と非営利というフレームで見た時に、50:50の割合でやっていきたいと考えています。その中の営利領域の仕事の法人としての受け皿としてKMFGがあるイメージです。

非営利ってどういうこと?何をしていくのか?などについてはまたこちらのブログで少しずつ書いていきたいと思います。

Good bye ! Slogan !
Hello ! New me !

2012年から10年以上お世話になった第一法規本社ビルを見上げて。